良いテイクオフ、良いライディング、良いサーフィンをするには、
いい波に乗ることが必要です。
いい波を見つけるにはどうすればいいの?
そんな声を最近多く頂けるようになりました。
上級者は波をぐんぐん走っているのに、
自分はテイクオフした瞬間に波のスープに捕まってしまう。
そんなことが、いい波の見つけ方を調べ始めたきっかけではないでしょうか?
簡単に解説してしまえば、良い波に乗る為には、
海の中で常に全体を見渡しながら、こんな事を意識します。
- どのあたりにセットが来るのか?
- 手前の波は割れているのか?
- 自分のまわりでは、どんな波がブレイクしているのか?
上級者はこれらを考えながらサーフィンをしています。
そして考えながら最適なポジションを見つけて、常に移動を繰り返します。
しかし、サーフィンを始めたばかりの初心者さんは、
波を見る余裕もなく、とにかく自分のところに来た波に、
必死になってパドルをする事が精いっぱいではないでしょうか。
今日は、少しでもいい波を選んで乗れるようになるため、
少しコツを伝授していきたいと思います。
波のピークを見極めよう
上の写真をご覧ください。
沖から大きなうねりが入ってきております。
波の形をよくご覧ください。
この形の中で一番盛り上がり、最初に崩れ始めている部分。
これが「ピーク」です。
波を見る際、どこにピークがあるかを見つけ出すことを、
まずは意識してください。
海の中でピークを見つけるのは、意外と難しいです。
そんな時は海に入る前の10分間、波を観察してみましょう。
遠くからみれば、どこにピークがあるか簡単に見つけられるはずです。
ピークを見つけ出したら、次は波の崩れ方を観察してください。
左へ右へどちらの方向に崩れ出すのかをしっかりと観察することがポイントです。
最初に崩れる場所を、崩れる方向発見できれば、いい波はあなたのもの。
波待ちの際、視線は常に水平線です。
盛り上がってくる水平線をじっくり眺めましょう。
波の切れ目を狙おう
次に、意識するべきポイントは、
『波の切れ目を狙おう』ということです。
波の切れ目とは、どんな部分を言うの?!
と思う方も多いと思います。
簡単に解説していきましょう。
まずは上の画像を見てください。
画像の右側には白いスープが大きく押し寄せているにもかかわらず、
画像の左側は、まだ波がブレイクしていない状態を保っています。
この境目を『波の切れ目』と呼びます。
つまり、波はピークから崩れ始め、切れ目の方向に向かってブレイクをし続ける。
というわけです。
実はすでにブレイクしてしまった波でも、
切れ目の位置からテイクオフすれば、長く乗れる波にエントリーすることができます。
2点を踏まえていい波の見つけ方をおさらい
- 海に入る前の10分間波のピークを探し目星をつける。
- ピークからどちらの方向に崩れていくか、切れ目覚える。
- 海に入り、大体の目星のポイントに行く。
- 水平線を観察し、波のピークに合わせて位置を調整する。
上達するコツは常に波を観察すること。
次回の海を楽しんでください。
それでは1173を!