今日はいい波だったー!
でもテイクオフをする時に、いつも前足が引っかかっちゃて、
正座しながらライディングしているんだよねぇ。
お疲れ様ー!
前足を思うように、テイクオフポディションに持ってこれない。
じつは初心者さんのあるあるなんだよね!
そうなんだぁ...
でも私は女の子だから腕の筋肉が足りないからだと思うんだよね!
サーフィンうまくなるには筋力が必要なんだろうな。
そんなことないよ!
ちゃんと原因と対策を理解すれば、だれでも直すことができるから!
ちょっと説明をみてみよう!
じつはこの"前足が出ない問題"、初心者さんあるあるなのです。
Youtubeのテイクオフ動画をみたから、ネットの記事をしっかり読んだからと、
自信を持って、サーフィンに挑戦していく初心者さんも、必ずといっていい程、
ほとんどみんながぶち当たる壁なんです。
そしてよくある現象が、
- テイクオフの瞬間、思うように前足が出てこない
- テイクオフの途中でボードに前足がひっかかり正座してしまう
- 冬用ブーツがボードにひっかかり、テイクオフができない
私は今まで、いろいろな初心者さんにサーフィンの楽しさを広めてきて、
いろいろな失敗例や、成長例をみてきました。
もちろんそのメンバーたちも、この前足が出てこない問題に悩まされていました。
そしてサポートをしていく中で、初心者さんの共通点、その解決策に気づくことがありました。
初心者さんでも、しっかりとテイクオフのコツを理解して反復練習さえすれば、
誰でもサーフィンの上達を楽しむことができます。
この記事では、サーフィンのテイクオフの際に、”前足が詰まってしまってでてこない”
そんな問題の原因と解決策をまとめております。
さいごまで読んでいただき、自身のテイクオフ失敗の原因と対策を理解することで、
“前足が出てこない”そんな悩みから解放されるはずです。
それでは早速みていきましょう。
前足が出てこない原因はどこにある? 原因4選
みなさん、こんな経験はないでしょうか。
ボードが波に押され“いざテイクオフ”
その時、前足がボードに引っかかり正座のままライディング
パワーのある波に挑戦!
うねりからしっかりとパワーをもらってテイクオフ、
しかしそんな時に、サーフブーツがデッキに引っかかり足が出てこず、そのままパーリング。
頭から海につっこみ、残った板は上空へ。
次の章ではそんな悲しい原因と、その対処法を解説していきます。
身体の硬さ?
身体の硬さを原因に挙げる方、非常に多くいらっしゃいます。
もちろんサーフィンもスポーツ、柔軟性や筋力が必要であることには間違いありません。
しかし、"身体が硬すぎるから"とテイクオフを失敗している人のほとんどは、
じつはテイクオフするには十分な柔軟性を持っているケースがほとんどです。
身体が硬すぎて、テイクオフができないとは、これくらいの状態です。
- 首:うつ伏せの状態から進行方向が見れない(首が回らない)
- 胸:椅子に座り背もたれにもたれかかって上が見れない
- 腰:あぐらをかけない(股関節)体育座りができない
そうです。
ほとんどの方は、当てはまらないと思います。
※当てはまる方すみません。原因は柔軟性です。まずはストレッチ!
つまり基本的には、そこまで硬すぎなければ問題なし。
テイクオフについては、柔軟性以外が原因の可能性がおおきいです。
ボードの先端が上がってしまっている
テイクオフの時にボードの先端が上がってしまっていませんか?
ボードの先端が上がるということはその分、
前足を入れるスペースが狭くなっているということになります。
では、なぜボードの先端が上がってきてしまうのでしょうか。
それは、”後ろの足と両手のプッシュアップがボードバランスを均等に保てていないから”
これに限ります。
また、テイクオフの際に両足でジャンプする方がいますが、これはあまりいい例ではありません。
テイクオフの足は、後ろ足をついてから、前足をつく。
これを早いスピードで行っています。
そしてここまでは意識せずとも大体の方ができています。
しかしここからが問題!
後ろ足をついた際に、プッシュアップの手を緩め、
ボードの先端が大きく上に向いてしまう方がほとんどです。
ボードの先端を大きく上に向けてしまうとこのようなデメリットがあります。
- 水の抵抗が大きくなり、ボードのスピードが極端に遅くなる
- 前足を入れるスペースがなくなり、前足が出てこない
- 後ろにころぶ
- テイクオフ後にすぐにレールを使うことができず、波が抜けられない
ではどうすればいいのか。
解決策は、立ち上がる時は両手、後ろ足の3点を意識して、ボードバランスを均等にする。
つまり、"ボードを水平に保ち続けることを意識する"
前足をつくまで手のプッシュを弱めてはいけません!
目線
サーフィンで上達に悩む方の原因の大半は”目線”です。
目線を変えるだけで、ライディングがかなり上達する方がいます。
逆に、目線が手元/足元にさがると、テイクオフの時だけでもこんな悪いことが起きてしまいます。
- 重心(あたま)がノーズ側によってパーリングする
- プッシュアップで作った、前足を入れる空間が狭まる
- ボードのバランスが遅くなり、波のパワーが逃げてしまう(波に追い越されてしまう)
その他にも今回は触れませんがライディング中に起こる多数のデメリットがあります。
解決策はとにかく”進行方向目線”を意識することです。
しかし、一気に集中するテイクオフの瞬間に、
そういった意識を維持することはかなり難しいです。
まずは、陸での練習で目線をあげたテイクオフを癖づけるようにしてください。
テイクオフの瞬間は常に進行方向を見ているように、
極論を言えば、岸を見ながらテイクオフすることでも問題ありません。
もしあなたがテイクオフを失敗した後に思い出した最後の景色が、
『手元』であるならば、おそらく下を見ています。
陸での練習、必ず前を見るようにしましょう。
前を向いてテイクオフです!
ボードがぐらぐらしてしまっている
ぐらぐらしているボードの上では、陸での練習が全くと言っていい程活かせません。
そして、目線が下を向いてしまう理由の1つにもなっております。
ボードのグラつきには、いくつかの要因があります。
たとえば
- 前後のバランス
- 左右のバランス
- テイクオフ時のバランス
今回ボードのグラつきについては、こちらの過去の記事を参考までに貼らせていただきます。
こちらの記事では、上記のそれぞれの要因を詳しく解説させていただいております。
-
テイクオフのコツ【グラグラの板を安定させるには】
今日はテイクオフのHow toを紹介したいと思います。 最近いろんなYoutuberがテイクオフやパドルのコツを解説してくれるようになり、サーフィン生活のインフラとしてもYoutubeを活用できるよう ...
原因がわかった方は、反復練習
どの原因に当てはまりましたか?
1つもしくは、複数該当している人も多いはずです。
そのほかにも”こんなことが起こっている“がありましたら1173lifeのお問い合わせフォーム、
もしくはTwitterにご意見を下さるとうれしいです。
では、話をもどします。
ここまで読めば、原因と解決策を確認できたはずです。
ここで『スッキリ!つぎは頑張ろう』では、絶対に上達しません。
海でその解決策を実践するためには、陸地で完璧にしておく必要があります。
陸地でできないことは、難易度がはねあがる海では絶対にできません。
ではどういった練習を家で行うべきか、次の章で解説していきましょう。
家での練習法
陸地つまり、家トレの方法を簡単に解説していきます。
家トレの環境づくりにおすすめの方法は2つです。
- 実際のサーフボードを使ってテイクオフ練習
- ヨガマットや絨毯のうえでテイクオフ練習
それぞれ解説していきます
実際のサーフボードを使ってテイクオフ練習
これは、読んで字の如くです。
具体的には、サーフボードのフィンを外して布団やベッドの上におき、
その上でテイクオフ練習を行うやりかた。
個人的には2つ紹介するうち、こちらの方がオススメです。
メリットデメリットを下にまとめておきます。
メリット
- 実際のボードをつかって身体に覚え込ませることができる
- ボードが布団にある程度沈み込むため、海での感覚に少し似ている
- テイクオフ後の足の位置なども一緒に修正できる
デメリット
- 扱いによってはクラッシュの可能性がある
- 外で使うものを布団に持ち込みたくない人にはNG
ヨガマットや絨毯のうえでテイクオフ練習
こちらは、サーフボードをつかわずにマットなどの上でテイクオフ練習を行う方法です。
サーフボードを使用しない分、手をつく位置などはイメージ力が必要となります。
応用として、畳や、床のラインをサーフボードのストリンガーに見立てて、
下を見なくても、真っ直ぐとストリンガー上に立てているか等を練習することができます。
メリットデメリットは、
上の“実際のサーフボードを使ってテイクオフ練習”のメリットデメリットが反転したとイメージしてもらえればいいかと思います。
どちらの練習も、やることに意味があります。
つぎに海に行く際に後悔しないためにも、今日から実践してみてはいかがでしょうか。
反復練習をしっかりして、海で最高のパフォーマンスを
テイクオフの前足が出ない問題。
改善のカギをみつけることはできたでしょうか。
次に海に行くときに後悔がないように、ぜひ今日から原因改善の家トレを始めてみてください。
それでは1173を!